若さを保つために:シリーズ3(エラスチン)
若さを保つために(エラスチン)
Ⅲ: エラスチンについて
- 1.エラスチンとは
エラスチンとは、主にコラーゲン同士を結びつける働きをしている繊維状のタンパク質で、コラーゲンの働きを助けています。しかし、コラーゲンとは特色が違い、伸縮性があることから、お肌の弾力に関係しています。この成分は真皮の5パーセントを占めています。
また、エラスチンは皮膚だけでなく、血管、靭帯や肺など伸縮が必要とされる部分に多く含まれています。
エラスチンは、20代後半をピークに減少していきます。
また、紫外線、ストレスなどの要因によっても減少していきます。
エラスチンが減少することによって、シワやたるみが生じ、動脈硬化や靭帯のケガなどのリスクが高まります。
- 2.エラスチンをどのように補うことができるか?
エラスチンは、モツ、手羽先、軟骨、スジ肉や魚の動脈球などに多く含まています。
しかし、野菜や果物などには含まれていないため、日常的に摂取するのは難しいと言えます。
それで、サプリメントによる摂取が効果的です。
ほとんどのサプリメントは豚や魚からエラスチンを生産しています。
エラスチン配合として販売されているサプリメントはいろいろありますが、エラスチン摂取の目的でサプリメントを選ぶ際、特にチェックしなくてはならい点は、そのサプリメントに「デスモシン」と「イソデスモシン」が含まているかという点とその割合です。
「デスモシン」と「イソデスモシン」はエラスチンにしか含まていない特別なアミノ酸で、エラスチンを構成する物質をつなぎ合わせる役割を担っていることから、「架橋アミノ酸」とも呼ばれています。
この二つの成分率が高いものが、効果が高いといえます。
しかし、エラスチンの研究の歴史はコラーゲンやヒアルロン酸とは違って日が浅く、まだ分かっていない点も多くあるようです。
今後、研究の成果によってさらに発展してきそうな分野です。